地熱情報研究所

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 2021年7月19日 10:00~12:05 環境省主宰の「令和3年度地域共生型の地熱利活用に向けた方策等検討会(第1回)」のオンライン会議を傍聴した。議事は「地域共生型の地熱利活用に向けた温泉法及び自然公園法の運用等に係わる論点について」であった。扱われた内容は2012年以降、繰り返し議論された内容だが、環境省のサボタージュにより、実質的展開はほとんどなかった。環境省は、地熱に関し、内閣府規制改革会議で、改めて宿題を出され、次回規制改革会議までに、環境省として「再生可能エネルギー利用促進」の中で「地熱発電の利用目標量」を改めて問われている。尻に火がついている環境省がどれだけ数値が積めるか。環境省は規制だけでなく、地熱の「利活用」への方向性を明確化することが求められている。どんな数字が出てくるか注目しよう。
 2021年7月18日12:00~17:00 本年3月九州大学を定年退官し、同4月からJICAシニアアドバイザーを務めているW氏と、都内で、地熱に関する情報、大学情報等意見交換をした。非常に有意義なひとときであった。
2021年7月16日 気象庁は本日16日、関東甲信地方と東北地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年と比べて関東甲信は3日、東北南部(福島、宮城、山形)は8日、東北北部(青森、秋田、岩手)は12日早かった。気象庁によると、関東甲信、東北地方のいずれも向こう1週間は高気圧に覆われ、晴れる日が多いという。
 2021年7月13日 15:00~18:00 読売新聞東京本社 編集局科学部 記者 服部牧夫氏による地熱発電に関する全般的な取材を受けた。拙著「地熱の本」を事前に読んでもらっていたので、話しやすかったし、理解もしてもらえたと思う。
 2021年7月9日13:30~15:00 自然エネルギー財団主催のWebinar「日本のエネルギー政策は脱炭素を実現できるのか」にオンライン参加した。報告は3名の財団関係者からであった。以下に示す。(1)日本のエネルギー政策の論点ー規制改革タスクフォースの議論から見えてきたもの 事務局長 大林 ミカ氏、(2)2050年自然エネルギー100%をめぐる論点 シニアマネージャー(気候変動)西田裕子氏、(3)企業の自然エネルギー調達の課題 シニアマネージャー(ビジネス連携)。いずれもホットな話題で興味深かった。日本も50年ネットゼロを政策に掲げたが、その中身は不明確である。石炭火力・原発のフェーズアウトが既存だが、そこは曖昧にしたままである。自然エネルギを増やすためにも、この2点は発揮させなければならない。なお、講演後のアンケートで、規制改革会議での尽力を要望した。なお、ウェビナー参加者は1000人を超えたという。今後ともいろいろな企画があるようで、できるだけ参加したい。自然エネルギーの中では、太陽・風力が導入も圧倒的であるが、地熱も存在意義を主張したいものである。そのためには発電所の新設が望まれる。
2021年7月7日(水)14:30〰16:30、日本地熱協会2021年度第2回情報連絡会(Teams On Line)に参加した。4つに分けて、情報提供がなされた。(1)JOGMECからの情報提供①JOGMECのカーボンニュートラルに向けた取り組み・地熱統括部の新たな取り組み(JOGMEC カーボンニュートラル推進本部 地熱チーム チームリーダー 中村英克氏)、②JOGMEC 地熱統括部 地熱事業部 開発課 課長代理 小別当隆一氏、(2)地熱協会からの情報提供 ①温泉モニタリングと地熱保険のアンケート結果の紹介 地熱協会 副運営委員長 北尾浩治氏、(3)①大岳地熱発電所の更新工事の概要 九州電力(株)エネルギーサービス事業統括本部 火力発電本部 地熱企画グループ 課長(東京駐在)吉開秀樹氏 (4)運営委員会及び専門部会報告 地熱協会 運営委員長 上滝尚史氏・同事務局長 斎藤 徹氏。
 2021年7月6日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、梅雨入り(6月15日)後、曇天・降雨が続く中、上昇のトレンドは見られず、平均20.90℃(20.55℃~21.15℃)で変化がほとんどない。ただ、数日程度の線形上昇・線形下降は存在するようで、72候の反映もみられて興味深い。
 2021年6月29日 13:30~15:25 地熱学会内研究集会の地球環境と浅層熱収支に関する研究会のオンライン小集会に参加した。プログラムは以下の通り。
1.基調講演 「1m深地温研究の現在そして将来への思い」(江原幸雄)
2.日本各地における研究
(1)秋田市1m深地温モニタリングの結果と考察(秋田大津谷、藤 
   井)
(2)戸田と小田原の地下温度データの紹介-数値解析の試み(濱元・ 
   埼玉県国際環境研究センター、宮下氏・神奈川県温泉地学研究 
   所、松林氏(元産総研))
(3)銚子市内における地温モニタリングの結果と考察(松林氏)
(4)坑井テストに対応するアナログ実験について(九州大学・松本
   氏)
 
小規模で全員がオンライン参加で質疑・応答が活発であった。オンラインもこのように使えば有効であろう。
 2021年6月24日 当研究所(埼玉県狭山市)では2012年5月8日以降所内で1m深地温の継続観測をしているが、特に梅雨入りした以降、地温は変動的である。6月15日以降の1m深地温は15日20.88℃、16日20.93℃、17日20.99℃(ここまでは地温は上昇モード)、18日20.94℃、19日20.74℃(一時的に低下モード)、20日20.85℃(上昇)、21日20.78℃、22日20.78℃、23日20.78℃(3日間一定)、そして本日24日20.55℃(低下)。このような不規則な変動を起こしているのは、梅雨空で日射が少ないこと、風雨が一時的にせよ強まること等、地表面付近の微気象的効果が働いているのだろう。詳細に解明するには微気象観測が必要になるだろう。
 2021年6月23日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが最近3日ほど、一定の20.78℃が続いている。梅雨空が続く中、地中への流入熱量と地中からの流出熱量がバランスしているようだ。
2021年6月21日 今日は夏至 北半球で一番昼の長い日。当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測している1m深地温であるが、本日は20.78℃で昨日20日20.85℃から若干下がった。今日は梅雨間の晴れ間のようで地中への日射量も増えるだろう。後日、その影響は現れるだろう。
 2021年6月20日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、梅雨空が続き時折雨が降り、変動をしているが、本日20日は昨日より上昇した(6月16日20.93℃、17日20.99℃、18日20.94℃、19日20.74℃、そして本日20日20.85℃)。上昇モードに転じるか。
 2021年6月18日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが6月上旬以降盛夏に向かっての順調な上昇モードにあったが、本日6月18日はやや低下した。6月16日20.93℃、17日20.99℃、そして本日18日20.94℃。昨日午後の急激な強いにわか雨、強い風が渦拡散や蒸発で大気中に熱を放出した結果か?
 2021年6月11日 日最高気温は6月8日31.1℃、9日30.8℃、10日30.2℃と3日続いて真夏日となり、強い太陽放射による地中への熱の流入も増え、1m深地温は6月8日19.49℃、9日19.67℃、10日19.88℃、そして本日11日20.09℃と1日当たり約0.2℃の急上昇となっている。本日11日も猛暑が予想されており、地温も急上昇するか。
 2021年6月10日14:00~15:30、地熱技術開発株式会社主催の2020年度第4回地熱研究会の完全オンライン開催に参加した(参加登録者は82名ということで、この種の地熱に関する研究会では80~100名は参加するようである)。2つの講演があった。1つ目の講演は、「配管内のスケール成長・腐食進行現象の予測技術開発」(京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻 教授 三ケ田 均氏):通常、スケール。腐食問題は、化学的観点からなされてきたが、「流れ」という観点からの解析には新鮮味を感じた。スケールおよび腐食に関する物理的考察の有効性を理解したが、化学的考察も加味することによって、スケール成長・腐食進展のメカニズム解明・予測が総合的にかつ数値的にできるような見通しが持てた。今後の進展を期待したい。 2つ目の講演は「JOGMEC地熱資源の活用による地域の産業振興に関するモデル地区:湯沢市における地熱開発の取り組み」(湯沢市総務部 企画課 企画政策班 班長 小山 貢氏) 湯沢市は、地熱開発利用先進地域であり、JOGMECによる産業振興に関するモデル地区に選定され、それにかかわる諸活動の紹介であった。ただ、採択後、コロナ禍のため、他地域との交流活動は残念ながら不十分で、コロナ収束後の交流活動を期待したい。2つの地熱発電所があり、3地点の開発調査が進んでいる。熱水の利用も多岐にわたっており、今後とも他の地熱地域へ、刺激を与えていってほしいものである。
 2021年6月9日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、6月に入って上昇モードが続いている。5月31日18.73℃、6月1日18.82℃、2日18.84℃、3日19.00℃、4日19.10℃、5日19.21℃、6日19.29℃、7日19.39℃、8日19.49℃、そして本日9日19.67℃。
 2021年6月5日 梅雨入りの宣言がなされない中、梅雨空が続くが、地温は5月30日以降、上昇モードが続いている。5月30日18.64℃、31日18.73℃、6月1日18.82℃、2日18.84℃、3日19.00℃、4日19.10℃、本日5日19.21℃。そこで駄句を一句「梅雨最中(さなか) 一段と増す 紫陽花色」。
 2021年6月1日 NHK札幌放送局から地熱発電に関するWeb記事(今回は、特に地熱発電と温泉との関係)が配信されました。当研究所では、情報提供とコメントを提供しました。ご関心のある方は以下のURLをご覧ください。
 

 

 
 2021年5月31日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、一時的に低下モードにあったが本日5月31日は上昇に転じたようだ。5月27日18.61℃、28日18.71℃、29日18.65℃、30日18.64℃、そして本日31日18.73℃となった。
 2021年5月29日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日まで上昇モードにあったが、本日29日は一転して下降した(本日29日18.65℃。昨日28日18.71℃)。天候も不順だが、地温も変動的。
 2021年5月27日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、ここ数日雨天・曇天も続くが、5月23日以降、上昇モードを続けている。5月21日18.15℃、22日18.15℃、23日18.22℃、24日18.26℃、25日18.29℃、26日18.38℃、そして本日27日18.61℃であった(なお、昨夜来今朝まで小雨が降っていた)。
 2021年5月22日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、5月20日までは、上昇モードにあったが、その後、雨天あるいは曇天が続き、低下・停滞状態にある。5月20日18.30℃、21日18.15℃、22日18.15℃であった。
 2021年5月21日 NHK札幌放送局の野村エグセクティブ・アナウンサーから依頼を受けた「地熱発電に関するWeb原稿の見直し」を行い、コメントを送付した。Webに公表されたら、地熱協会に連絡し、協会員と情報共有を図る予定である。
 2021年5月19日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、5月15日以降上昇モードとなっている。15日17.52℃、16日17.78℃、17日18.05℃、18日18.09℃、そして本日19日18.19℃。雨が時折しとしと降る天候が続くが、日射もそれなりに地中に流入しているようだ。
 2021年5月17日 本研究所で継続観測中の1m深地温であるが、5月15日以降上昇モードに戻ったようだ。15日17.52℃、16日17.78℃、17日18.05℃。梅雨入りが近まっているので、当面変動しながら、梅雨明け後、一気に上昇モードに入るか。
2021年5月14日 当研究所が加入している気候変動イニシアティブ(JCI)から、JCIニュースレター第45号が配送されたので、その一部、動画公開:”Race To Zero” ビジネス円卓会議 を紹介します。この会議は、2021年4月19日(月)15:00~16:30 に、国連COP26気候変動行動ハイレベルチャンピオンのナイジェル トッピング氏が、日本のビジネスリーダーを招き、日本のビジネスがリードする気候変動対策を紹介する円卓会議を開催したものです。この会議は、日本における「Race To Zero(ゼロへのレース)」の機運の高まりを示すことを期待し、開催されたものです。JCIは、日本気候リーダーズパートナーシップ(JCLP)、気候変動に関するアジア投資家グループ(AIGCC)、駐日英国大使館とともに本円卓会議の開催に協力したものです。 本会議には、JCIに参加するリコーの山下良則代表取締役・CEOや日立製作所のアリステア・ドーマー代表執行役副社長、キリンホールディングスの溝内良輔常務執行役員などをはじめ、末吉竹二郎JCI代表、JCI運営団体であるJCLPから三宅香共同代表など、多様なセクターからの登壇がありました。また、英国政府からアロウ・シャーマ駐日大使のほか、小泉進次郎環境大臣、国連革新的ファイナンス・持続可能な投資担当特使の水野弘道氏が基調講演を行いました。アーカイブ動画は以下です(日英オリジナル音声のみ)。https://japanclimate.org/news-topics/business-roundtable/

 
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