地熱情報研究所

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 2022年2月25日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日に続いて8.4℃で今季最低地温が続いた。庭のバケツに張った氷も厚さ3㍉程度で、簡単には割れず、厚そうであった。5㎝深地温もこの2週間内では最低の2.5℃だった。また予想最低気温は-1℃であった。当地狭山では気温はー3℃程度であったかもしれない。1m深地中温度変化は地表面温度変化より、1日程度遅れるので、1m深地温は、今日の天気予報は最高気温13℃程度で高く、日射量も多いと予測されるので、明日の1m深地温は上昇に転じるかもしれない。地温の季節変化もちょうど切り替わるころであり、注目しておこう。
 2022年2月24日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、本日24日8.4℃と今季最低地温を示した。天気予報によれば、明日25日から気温が上昇を始め、25日、26日はさらに上がり最高気温は15℃となっている。地温の上昇は明日25日かあるいは26日からか。ちょうど季節の変わり目になっている。
 2022年2月23日 当研究所で継続観測中の1m深地温は前日に続き8.5℃の最低地温を繰り返し記録した。今週末(26日~27日)は気温が上がるとの予報になっているが、明日(24日)あるいは明後日(25日)に、今季年最低地温を更新するか。二十四節季では雨水、七十二候では、24日・25日・26日・27日・28日は次候で「霞み始めてたなびく」で、3月1日から二十四節季は雨水で、七十二候では末候で「草木も萌え動く」で季節の変わり目のようだ。1m深地温の変化は果たしていかに。
 2022年2月22日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、本日は昨日より0.1℃低下し、8.5℃。今季三回目の地温最低を記録した。
 
 2022年2月21日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、2月18日~20日は8.5℃で年最低地温を記録していたが、本日21日は8.6℃に上昇した。今週は安定した天気が予想されているが、8.5℃が年最低地温となり、地温は春に向けた上昇モードに入るか?
 2022年2月19日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、本日は昨日と同じ8.5℃の今季最低地温を繰り返した。本日2月19日は二十四節気から言えば「雨水」、七十二候から言えば「土脈潤い起こる」の初候となっている。いずれにしても暖かい季節への変わり目である。明日以降地温は上昇に向かうか。微妙なところである。注目して観測を続けたい。なお、庭のバケツの水はやや厚く凍った(~2㍉程度)。天候は無風で曇天。天気予報では午後から崩れるという。やがて、南岸低気圧が接近し、北方の寒気団が南下してくる。
 2022年2月18日 英国科学誌Nature 602 7897は「環境科学:夜間の温暖化が地球規模の火事を強める」と報じている。過去40年間で、火事激化を防ぐ夜間バリアーが弱くなっていることが報告されたという。
 2022年2月18日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日(8.6℃)より、更に低下し8.5℃となった。週末は南岸低気圧の通過、北方の寒気団の南下張り出しが予想され、さらに低下するか。今年は、年最低地温には例年より遅く到達するようだ。例年は1月末から2月中旬までに年最低地温を記録している。
 2022年2月17日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、本日17日も、前日16日と同じ、今冬最低地温8.6℃が記録された。これで底を打つ可能性もあるが、週末に湾岸低気圧の通過、北方からの寒気の流入が予想されており、年最低地温はさらに低下する可能性がある。なお、最近10年間の最低地温は2014年2月20日の7.05℃である。この年は前後の年に比べ異常に低かった(2013年は8.63℃、2015年は8.55℃)。ちなみに最近10年間の平均は8.81℃。
 2022年2月16日(水)14:30~16:30 日本地熱協会 令和3年度第6回情報連絡会ONLINEに出席した。研究・開発講演3件、新規会員自社紹介2件(ふるさと熱電株式会社 技術部担当部長 江口健介氏および西松建設株式会社 環境・エネルギー事業統括部 事業創成部 部長 神谷拓生氏)、その後、運営委員会及び専門部会報告があった。参加者は100名超であった。講演は以下の通りであった。
①JOGMEC地熱部門の活動状況(JOGMEC 地熱統括部長 高橋健一氏)、②NEDO地熱事業紹介~これからの地熱開発に向けて(NEDO新エネルギー部 主査 石川一樹氏)、③産総研福島再生エネルギー研究所での地熱研究の取り組み(産総研(AIST)福島再生可能エネルギー研究所 再生可能エネルギー研究センター総括研究主幹 兼 地熱チーム長 浅沼 宏氏)。
 
 『全国死者 最多236人 京都、大阪、兵庫のまん延防止延長へ』 毎日新聞2月16日付朝刊はこう報じている。新型コロナウィルスの感染者は15日、全国で新たに8万4223人確認され、感染者の累計が400万人を超えた。死者は236人確認され、1日あたりの過去最多を更新した。重症者は前日よりも10人多い1403人となった。一方でこの日の新規感染者数は前週の火曜日(9万2069人)から8000人近く減り、4日連続で前週の同じ曜日を下回った。新規感染者が過去最多を更新したのは、福井、栃木、岐阜、愛知、香川の5県。死者数は大阪が42人で最多。愛知県28人、兵庫県20人、神奈川県17人、東京都16人。感染収束を思わせるデータも見えるが、自宅療養者数は50万人を大きく超えており、引き続く、適切な感染対策と3回目のワクチン接種が必要だろう。国はここまで、感染を拡大させてしまったが、感染変化の実態を良く把握し、適切な対策を次々に打っていくべきだ。当面必要なのは、希望者全てがワクチンを打てることだ。堀内ワクチン担当相の腕の見せ所。名誉挽回の絶好の機会だ。これまでの政府の「見守るだけ」は最低の施策だ。
 『渡部暁斗 銅 3大会連続メダル』 毎日新聞2月16日付朝刊一面はこう報じている。 北京冬季オリンピック第12日の15日、ノルディックスキ―複合の男子ラージヒルがあり、渡部暁斗(33)=北野建設=が銅メダルを獲得した。過去2大会は個人ノーマルヒル「銀」で、冬季の3大会連続表彰台はスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢に続き日本勢2人目。後半の距離10㌔では、ゴール直前一時トップに躍り出たが、後半力を温存したノルウェー勢2人に抜かれ、残念ながら3位。ゴール直前は、ほんとうに死力を尽くす壮絶な戦いであった。渡部の気力は素晴らしいものがあった。健闘を心から感謝したい。
 『露軍、国境から一部撤収 ウクライナ 米欧と交渉継続』 毎日新聞2月16日付朝刊はこう報じている。 ロシア国防相は15日、ウクライナ国境に接する西部と南部の両軍管区で一部の部隊が演習を終え、撤収を開始したと発表したという(⇒テレビ報道で、演習を終えた戦車が移動用列車に積み込む様子が放映されたが、撤収が実施されたとの確認情報は16日13時現在ない)。プーチン露大統領は14日、欧米と安全保障問題で交渉を継続するとしたラブロフ外相の提案を承認しており、関連した動きの可能性がある。ただ、すべての部隊を撤収されるかは明らかにされておらず、緊張緩和につながるかはまだ不透明だ。⇒プーチン大統領は、過去の西側との会議で、西側のNATOが東側には動かないという約束をしたのに、西側の約束違反を盾に強硬な姿勢を崩していないが、西側によるとそのような取り決めはなく、プーチン一人の誤解だとの報道も流れている。真偽は分からないが、いずれにしても、プーチンは軍事的に見て、自軍(東側)は西側(NATO)に比べ劣勢だと判断したのではないか。このまま開戦して、勝利できなければ、自らのロシア内の政治的立場(⇒次期大統領選も含めて)が不利となる可能性に考えが及んだのではないか。いずれにしても、新たな冷戦構造ができることは好ましくない。
 『「3回目」配送にめど コロナワクチン 全対象者 5月中』 毎日新聞2月16日付朝刊はこう報じている。堀内詔子ワクチン担当相(⇒ワクチン担当相なのに行動力に全く欠け、発言するたびに曖昧で不明瞭の発言続きで、国会でもまともな答弁ができないので、党内・閣内でも無視されてきたようだ。本来は堀内大臣が飛び回って、ワクチン供給のトップとして責任を果たすべきだったが、岸田首相のご都合主義の「適材適所」が完全に間違っていたため、かえってお荷物になった。堀内大臣よ、これからは、必要なことをしっかり学び、自らの判断で政策を行えるようにならなければならない。まず、自身の名誉挽回の意気込みで取り組むことだ。少なくとも税金泥棒にはなるな。職務遂行が無理ならば、辞任すべきだ。いままでの失敗により、国民は大きな被害を受けたのだ。このことを忘れるべからず。
 『トンガ 苦難の1カ月 大規模噴火 コロナ拡大 復興遅れ』 毎日新聞2月16日付朝刊はこう報じている。 南太平洋の島国トンガで起きた海底火山の大規模噴火は、15日で発生から1カ月を迎えた。復興作業が進まない中、現地では新型コロナウィルスの感染も拡大しており、国内経済を支える農業・漁業関係者からは「生計が立てられない」と悲鳴が上がっているという。コロナのパンデミックが本格化した2020年以降、トンガは厳格な水際対策で感染者を1人に抑えてきた。だが、今回の噴火後に復興支援を受け入れてからは、感染者が急増。2月1日時点の計2人から同14日には139人にまで増えたという。農業復興支援をするトンガ全国青年会議(YNYC)の広報担当、オリーブ・マフィさんは「復興はゆっくり進んでいるが、感染も心配だ」と説明したという。TNYCによると、団体の事務所がある首都ヌクアロファの付近では噴火後、トンガの主要作物であるカボチャの畑に火山灰が降り積もった。灰の除去には水が必要だが、噴火直後は飲み水の確保が優先されたため、対応が遅れている地域もあるという。TNYCでは、もともと農業に従事していた若者らが火山灰撤去や新たな種まきのボランティアに当たっている。しかし、感染防止のため、活動する人数は制限している状況という。復興の遅れに伴う経済的打撃も大きい。トンガ周辺の島嶼国の多くは、海外移住者からの送金や海外からの援助が経済を支えているという。だが、トンガの人々は肥沃な土地を利用し、援助だけに頼らない産業構造を模索してきたという(⇒皮肉なことに、肥沃な火山灰土の土壌を利用してきたが、大量の降灰で覆われ農産物が大きな影響を受けてしまった)。⇒まだまだ海外からの援助が必要なようだ。同じ島国の友好国として、日本は特別の援助を考慮すべきだろう。
 2022年2月16日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、本日16日早朝8.6℃となり今冬最低地温を記録した。今冬の地温は1月以降も単調に低下を続けていたが、1月24日、25日8.7℃の今冬最低地温を記録、その後上昇に転じていた。2月13日・14日に8.8℃を記録し、今冬最低地温かとも思われたが15日8.7℃、さらに本日16日8.6℃と今冬の最低地温を記録した。今冬は2つの極小を記録したことになる。本日16日は快晴で日射は強いが、再び週末は湾岸低気圧が通過し、日本海側からは寒気が流入するとの天気予報。果たして3度目の地温極小が記録されるか、春に向かうか。興味深い所である。
 2022年2月10日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが低下中で一時上昇、再低下になっていたが、本日は上昇に転じた。測定時の午前7時には雨から、みぞれ、更に雪に変わった。2月4日9.2℃、5日9.2℃、6日9.1℃、7日8.9℃、8日8.8℃、9日8.8℃、そして本日10日8.9℃。天気予報は南岸低気圧の発達で、今日1日気温は上がらず雪になる模様。積雪は5~10㌢(8㌢)が予想されている。地温はどうなるか。興味津々。9時15分現在降雪は続き、土手ははっきりと白くなった。1日降雪が続けば地温は下がり、今冬の最低地温を記録するかもしれない。
 2022年2月3日(木)14:30~16:20 GERD地熱研究会主催の2021年度第2回地熱研究会にオンライン参加した。講演は2つあり、1番目は三菱マテリアルテクノ(株)資源調査グループ・部長補佐の岩崎隆一氏による「八幡平地域における超臨界地熱資源の評価に関する研究開発」、そして2番目は産総研名誉リサーチャー野田徹郎氏による「地熱利用にかかる温泉掘削等許可審査基準の問題点」。1番目では「超臨界水地熱資源」の実体が観測から見え始めたなという印象(1か所100MWも見込めそう)、2番目では、狡猾な環境省をどう攻めるかという点がいっそう気になった。環境省に対しては、内閣府の規制改革会議を有効に使い、環境省を、逃がさず、具体的に攻め切れるかが問題だろう。環境省の体質改善が必要だが、地熱発電を環境省マターに変更するのも逆説的だが、究極の策になるかもしれない。これは地熱関係者内の協議が必要だろう。さらには、地熱開発を新省「エネルギー環境省」マターにすることか。それだけ環境省は鵺みたいで狡猾だ。環境省を取り込むぐらいの意気込みが必要だろう。地球環境局を攻めるのも一方かもしれない。
 2022年1月28日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、1月24日・25日に今季最低地温8.7℃を記録した後、26日8.8℃、27日8.9℃、28日9.0℃と確実に上昇している。年最低地温は例年であれば1月下旬から2月中旬に現れているが(ここ10年間)、今後も慎重に見ていこう。年最低地温がいつ発生し、何度になるかは、長期地温観測上、重要なパラメータとなる。
 
 2022年1月26日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、一昨日24日、昨日25日と今季最低の8.7℃を記録したが、本日26日は8.8℃と上昇した。ここ10年ほどは、年間最低地温は1月下旬から2月中旬に記録しているが、昨日・一昨日の8.7℃が年最低地温となるか。大寒も過ぎ、気温は上昇気味、地温も上昇に転じるか。地温変化のトレンドが変わる時期にさし迫っており、注意深く地温変化を追っていこう。
 2022年1月25日(火)15:30~17:30 エンジニアリング協会(ENAA)主催の2021年度 ENAA地熱発電・熱水活用研究会(オンライン)に参加した。講演は以下の3代であった。1)経済産業省の地熱開発の取り組み(経産省・エネ庁 資源・燃料部 政策課 山田広平氏)、2)NEDO事業成果「温泉(熱)発電所・地熱発電所 事業性評価支援ツール」活用法(電力中央研究所 環境科学研究所 窪田ひろみ氏)、3)掘削技術専門学校について((株)町おこしエネルギー(沼田昭二氏)・島田邦明((株)INPEXドリリング)。いずれも興味深い講演であったが、特に、3)は今後の地熱開発において、不足される掘削技術者の新たな教育に関わる新規の専門学校建設についてのもので、非常に興味深く、是非とも成功してほしいものである。
 2020年1月24日。当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、暦の上(24節季)で最も寒いころと言われる「大寒」を1月20日迎えたが、地温も良く対応しているようだ。17日から20日までは9.1℃で一定であったが、大寒を過ぎて、21日9.0℃、22日8.9℃、23日8.8℃、本日24日8.7℃と確実に今季最低地温を更新している。庭の小皿の水も連日凍っている。
 2022年1月19日(水)16:00~17:00 日本地熱協会主催の「令和4年新春交歓会における意見交換会」(オンライン)に参加した。有木会長より、1.日本地熱協会の会員・活動ほか、2.我が国の地熱発電の状況、3.最近の我が国の再生可能エネルギーに関する動向・施策およびJGA出席(委員、オブザーバー)の主要な会議、4.2021年のトピック、5.2022年のトピックおよび課題 に関する総括的な報告があり、その後質疑応答があった。
 2022年1月17日 当研究所で継続観測している1m深地温であるが、今季最低の9.1℃を記録した。2013年以降(2012年5月8日観測開始)の1月17日の1m深地温の変化は以下のようである。2013年8.63℃、2014年9.34℃、2015年9.44℃、2016年11.22℃、2017年9.35℃、2018年8.96℃、2019年10.18℃、2020年11.37℃、2021年10.3℃、本年2022年9.1℃。本年より低い地温は2、2013年の8.63℃と2018年の8.96℃だけ。今冬は低い方に部類するようだ。年最低地温は例年1月下旬から2月中旬に生じることが多いので、今年はここ10年間で最低地温を記録する可能性がある。寒いと言われる今年の冬を1m深地温は反映しているか。
 2021年12月24日14:00~16:00 環境省・一般財団法人日本環境衛生センター共催の「地熱・温泉熱エネルギーの利活用セミナー」に出席した。講演は環境省から以下の2件があった。(1)自然環境と調和した地熱発電の推進策について 環境省自然環境局国立公園課 熊倉基之課長、(2)地域共生型の地熱利活用に向けた温泉法の運用等について 温泉地保護利用推進室 北橋義明室長。江原(当研究所代表)は熊倉課長に2つの質問をしたが、国策のカーボン・ニュートラル実現を契機に、環境省も真に、変わってほしいと思っている。Negative zoning からPositive zoning へ。ほんとうに変わるか注視して行こう。
 2021年12月20日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、真冬に向かって低下モードにあり、本日11.9℃。昨年の同日には12.75℃、一昨年の同日は12.97℃であったから、今冬は1℃程度低く、寒いようだ。庭のキャット用の小皿の水もやや厚く3㎜程度に凍ったようだ。一方、庭の水仙は咲き始めた。なお、九重火山も初雪ではないが、気象庁火山監視カメラによると全面真っ白になっている。ただし、黒い土、岩肌も見え、厚くはなさそうだ。
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