『森喜朗元首相の「接待漬け」』が五輪汚職公判で明るみに・・・検察の不問は許されるのか』
5月10日付インターネット情報はこう報じている(日刊ゲンダイDIGITALによるストーリー・2時間前)。「これでいいのか!」と検察に不信感を抱いた国民もいるのではないか。東京五輪汚職事件の公判で森喜朗元首相の「接待漬け」が明るみに出されている(本件についてはこれまでも本欄にも本研究所江原代表が既に何度もコメントしている)。
以下、日刊ゲンダイDIGITALによるストーリーを引用)・・・
『立件された5ルートのうち3ルートで、森氏は企業トップから料亭などで接待を受けていた。いずれも引き合わせたのは、受託収賄罪で起訴された組織委元理事の高橋治之被告だ。接待する側には五輪最大の実力者の森氏に接近する意図があった。 「何だかんだ決めているのは森さんだから」・・・。昨年12月、AOKIホールヂィングス前会長の青木拡憲被告の初公判では、検察側が衝撃的な供述調書を読み上げた。「高橋・青木両被告が話し合う場に同席したAOKIの元幹部の供述です。
『何だかんだ決めているのは森さん』という言葉」は2017年6月、高橋氏が青木氏に語り掛けたもの。翌7月に高橋氏が経営していた東京・六本木のステーキ店で自身と森氏、青木氏らとの会食をセッチングした。この場で青木氏は日本選手団の「公式制服」をお願いしている。青木氏は捜査段階で「好感触」を得たと供述していた(司法関係者)。AOKI側の出席者は会食でのやり取りの一部を録音。森氏は青木のライバル会社企業の具体名を挙げ、「好意を抱いていない」旨を冗談交じりに打ち明けたとされる。部会長らの逮捕を受け、AOKIは「ガバナンス検証・改革委員会を設置。今年3月公表の報告書で、17~21年に青木氏が費用の全額負担し森氏を複数回接待したと認定した。18年9月に青木氏が「五輪で実現したい8項目」をまとめた要望書を高橋被告に手わたした接待の場にも森氏は同席。8項目には「公式制服の制作」も含まれていた。公式制服の制作は、JOC(日本オリンピック委員会)が公募で選定。報告書には19年6月の申請の提出書類の提出直後、AOKI側に高橋被告が「入札価格が他社より高い」と連絡、電通の役員を紹介して面談するように助言したと記してある』
『契約5日前に御礼「高橋氏の意向を受けた電通側のJOC担当者への働きかけもあり、19年の審査は「青木ありき」。同年9月の公式契約の締結5日前には青木氏を再び招待し、お礼を伝えていました(司法関係者)。受注の見返りに「何だかんだ決めている実力者を接待漬け。青木氏は「現金500万円を手渡した」とも報じられたそれでも。検察は森氏の起訴を見送った』 ⇒こんな検察は要らない。検察は襟を正すべきだ。モリカケ事件もトップへの追及を忖度した。検察よ、そんな検察は存在価値がない。ただの税金ドロボーだ。ただの、反面教師だ。
最後には、やはりこれでいいのか! と、森氏の明確な収賄は起訴すべきと言い切っている。本欄の筆者江原も全く同感である。
森氏は起訴され、有罪の場合は当然刑務所に決められた期間収監されるべきである。元首相あるいは高齢などを考慮すべきではない。それだけに、表の顔が裏に回って、談合を先導し、黒い金を収賄していたことは多くの国民は決して許さないだろう。森喜朗JOC元会長は記者会見し、率直に国民に謝罪すべきだろう。日本の五輪に、元首相が五輪に黒い影を落とした。一連のプロセスには、日本的体質の典型的ないやらしさが如実に見られる。このような日本の古きかつ悪しき、しきたりをこの際、断ち切り、日本を新しく切り替える端緒の一つとすべきである。