『万博 理想と矛盾 パレスチナ 展示遅れ 「軍事占領のため」協会が変更要求』
毎日新聞2025年8月28日朝刊一面トップはこう報じた。
4月、大阪・関西万博の開催直前。パレスチナパビリオン(PV)は展示物が届かず、がらんとしていた。代わりに置かれていたのは、「発送はイスラエル軍の軍事占領のため遅れています」という説明書き。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる万博で、理想と現実に矛盾があることが浮き彫りになったのである。
ところが説明書きは数日で撤去された。この件で、日本国際博覧会協会(万博協会)がパレスチナ側に対し、説明書きを変更するなど対応を求めていたことが毎日新聞が入手した内部メールで明らかになったという。
イスラエルは1967年の第3次中東戦争を経て、ガザ地区とヨルダン川西岸地区、東エルサレムを軍事占領した。パレスチナ自治政府がある西岸地区では違法な「入植」が続く。
24年には国際司法裁判所がイスラエルの占領政策を「事実上の併合」で、国際法違反と判断。国連でも日本を含む賛成多数で占領終結を求める決議案を採択している。
パレスチナは港や空港を自由に使えず、万博の展示品もイスラエル経由で送る必要があった。駐日パレスチナ常駐総代表部によると、開幕1年前から西岸地区で荷造りの準備をしていたが、船便の許可が出なかったという。そこで空輸に切り替え、発送を待つことになった。こうした状況について、ワリード・シアム大使は「軍事占領がパレスチナにとって障壁になっている」と述べていた。
パレスチナPVは他国との共同入居型PVにある。説明書きは開幕リハーサルがあった4月6日ごろに置かれ、9日午後には撤去されたという。
毎日新聞が入手した内部メールによると、万博協会国際局の担当者が4月8日夜、パレスチナ側に、「万博を安全かつ円滑に進めるという観点から」、説明書きへの対応を求めた。具体例として、「差し替えや内容の変更を挙げた。「友好的な解決に向けて、速やかなご検討を頂ければ幸いです」とも記していたようだ。
万博協会の広報担当は取材に対し、「各参加者及び関係省庁とは普段から連絡を密にしているが、詳細を明らかにすることは差し控える」としている。パレスチナPVに荷物が届き、貝細工や木工品、刺繍などの展示が始まったのは、開幕から10日以上過ぎた4月24日だったという。
一方、イスラエルPVでは、東エルサレムにある旧市街で出土した約2000年前の塔の一部という石材が展示されている。1954年に採択され、日本も批准する「武力紛争中の際の文化財保護条約」の議定書は、占領地からの文化財輸出を禁じている。
パレスチナ側はイスラエルの展示を「国際条約に違反する」などと抗議している(⇒当然である)。万博協会は毎日新聞の取材に対し、「展示物の搬入にかかる手続きは各国の裁量に任されており、協会は確認する立場にない」と回答。出土品持ち込みには「関与しない」とする立場を示した。逃げの一手である。
⇒実はこれは真っ赤なウソである。日本の敗戦から80年が経過したが、世界では戦争や虐殺が絶えない。実は70年の大阪万博でも、理想と「矛盾」する展示の変更を迫られる事態が起きていたのだ。
同上朝刊総合3ページに『現実に覆い 70年万博も 原爆題材の展示 修正迫られ』とある。万博協会が差し替えや変更をを求めたことが判明している。歴史をたどると55年前の大阪万博でも原爆を題材にした展示が「生々しすぎる」(⇒これこそが真実。この時日本は、唯一の被爆国として、日本は隠蔽するのではなく、世界に真実を知ってもらうべきなのだ)として、修正を迫られる事態が起きていたのだ。
⇒万博協会に、こんなことが2回も許されるのか。不都合な真実が露見すると、常に、「ないことにするか」、「隠蔽する」のが日本の組織の定番のようだ。その最たる人物は、すでに亡くなっているが,故安倍晋三首相だ、国会では何百回もウソをつき、それ以外にも数々の隠蔽を行った。
不正は不正だ。日本からこの悪を撲滅しない限り、日本はウソツキ国家の烙印を押されても仕方ないのだ。万博協会は今回の不正を自ら明らかにして、日本にはびこるウソ・不正の撲滅に立ち上がるべきだ。そうでなければ、日本万博協会は「ウソツキ・隠蔽」体質のかたまりと世界に流布されるだろう。そうなれば次回3回目の万博の日本開催はつゆとはかなく消えるだろう。










