『リュウグウ砂にRNA成分 生命の材料、小惑星にも』 毎日新聞3月22日付夕刊はこう報じている。 北海道大や九州大の研究チームは、探査機はやぶさ2が採取した小惑星リュウグウの砂試料から、遺伝物質のリボ核酸(RNA)を構成するウラシルという塩基が見つかったと、21日付の英科学誌に発表したという。RNAは細胞内でタンパク質の合成をなどを担う。体内で代謝などに関わるビタミンBの一種ナイアシンも検出された。地球で最初に誕生した生命は、約40億年前に降り注いだ隕石に含まれた物質が材料になったとの説がある。北大の大場康弘准教授(宇宙化学)は、「小惑星のRNA成分が地球の生命に直接つながるとは言えないが、小惑星から同一の成分がもたらされたことは疑いないだろう」とした。RNAやDNAの材料となる塩基には、ウラシルのほかアデニン、グアニン、シトシン、チミンの計5種類あり、チームはこれまでに、地球に落下した隕石から5種類全てを見つけているという。今回の試料からウラシル以外の四つは検出されなかったが、リュウグウの他の試料から見つかる可能性はあるとしている。リュウグウの試料からは、これまでにもさまざまな有機化合物が見つかっており、生命のたんぱく質のもととなるアミノ酸もあった。そうした有機化合物の一部は、リュウグウができる過程で起きた化学反応で生成され、内部にとじ込まれたとみられるという。










